1000万ドルの資金を調達した、健康派プラントベースの鶏肉とは?

人工肉を代表するImpossible,Beyond meat,Morningstarなどの企業はハンバーガーやソーセージなどのファーストフード市場を目指しており、プラントベースというものの、食べる際にはチーズ、マヨネーズ、フライドポテトなどを追加する傾向があるだろう。

また、ほとんどの人工肉製品にはマルトデキストリンなどの添加物が多く含まれていて、このような防腐剤と増粘剤が血糖値を上昇させ、腸内細菌のバランスに影響を与える可能性があることを示す研究もある。

肉の風味に飢えているベジタリアンにとっては、健康と美味しさを同時に確保することは難しいようだが、人工肉企業であるDaring Foodsのプラントベースの鶏肉は、ベジタリアンににとって高品質のタンパク質代替品としての選択肢を与えることになった。

研究開発に4年間費やしたDaring Foodsは、大豆をベースに5種類の非GMO原料から100%植物性の代替鶏肉を作ったのである。

持続可能な食生活に対するニーズを考え、2019年にDaring Foodsは本社をイギリスから米国に移転し、米国市場に重心を置いた。同年に米国の大手食品会社Rastelli Groupから1,000万米ドル(約10億円)のシード融資を受け、資金を会社のインフラ建設、販売、流通のために使う予定だということだ。

「美味しくて健康なプラントベースフードの市場はとても大きい」Daring Foodsの共同創設者兼CEOであるRoss Mackay氏はこう語っている。

フライドチキンやハンバーガーなどと異なり、調理における多様性はチキンの胸肉が人気になる理由の一つと、28歳のMackay氏は考えている。「また、卵白以外に、鶏の胸肉は一般人が手に入られる最もクリーンなタンパク質などで、それを切口として次世代肉市場の拡大はもっとうまくいけるのではないか」と語っている。

Mackay氏の手作りプラントベース鶏胸肉については、試食した人から、”何の疑いもない鶏の味をしている。肉汁も本物の鶏肉の味で、食感もカリカリで歯ごたえが良いが、大豆の後味が少し残っていることが気になる”と評されている。これについては「それは大豆がまだ季節になってないから」とMackay氏は説明しており「じゃなければ、鶏肉に最も近い食経験を得られると保証できますよ」とも話している。

Daring Foodsは現在、Rastelliグループのホテル、レストラン、小売市場や業者に食品と翌日配達サービスを提供している。このようなサポートにより、同社の利益目標も同様に野心を表した。今年の終わりまでに、売上は1200万〜1500万ドル(約12.9〜16.1億円)に達し、来年末までに利益を生み出すことができると予想されている。 去年始まったEコマースでは良好な売上状況が後押しし、彼らはまた食料品店とのパートナーシップを確立した。

「私たちはギミックを作るためにここにいるわけではありません。あなたの日常生活の一部になりたいのです。」Mackay氏がアピールしたように、「ベジタリアンやヴィーガンだけではなく、買い物リストに鶏肉が入っている限り、みんなターゲットのお客様です」。

今年の3月6日現在、Daring Foods製のプラントベーストチキンはアメリカの340店舗で販売されていて、アメリカ人の日常生活に入る堅実な一歩を踏み出した。

(以下は全てDaring Foodsの製品)

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です