中国人工肉業従業者が内情を披露:未来テックの看板を掲げて、実はお金集め目的か?

2020年中国にコロナウィルスが収まった後、人工肉の市場化リズムが加速され、さまざまな製品が集中的にリストされた。ケンタッキーがテスト販売で出した植物ゴールデンチキンナゲット、 スターバックスの植物肉ランチ、中国のネット人気ブランド「拉麺説」の植物スパゲッティ、HEY TEAのフューチャーミートハンバーガー、インフルエンサーの李佳琪や羅永浩もライブショーで植物代替肉商品をPRした。

しかし、人工肉業界の匿名従業者がネットで発表したことより、ネットの人気ブランド側にとって、人工肉はイノベーションやテクノロジーなど話題性を持っているアイコンのように、それを看板にして、市場を奪いお金を使い込むのは目的だった。

当然製品の品質や技術などを気にしていることもなく、今の中国市場をみると、技術が比較的に成熟し品質が安定している人工肉製品は一つもない、と暴露した。

植物代替肉に未来のお肉という名目をつけているが、中国市場でのほとんどの製品は大豆タンパクやエンドウタンパクを原料として、押出成型と伸線技術を通して、調味料加工を施したものなので、味は調味されたお肉と似ているが、食感や技術レベルは大きなギャップがあるということだ。

“実際に植物肉の製品を食べてみればわかると思う、値段が高いわりに食べる体験が悪いというコスパのよくないもので、大部分の商品は針小棒大だ”。

過半数の人工肉メーカーは大手の伝統食品企業から力を借りて、技術はアウトソーシングや提携の形でビジネス展開している。人工肉サプライヤーにとっては消費者の視野に入るチャンスが必要で、ブランド側では消費者を引き付けるコンテンツを求めていて、お互いに利用し合うことだ。

“しかし、技術開発より、市場開拓を重視するやり方は人工肉の初期発展として決して良いことではない。技術より話題性ではないかという業界内でも指摘の声が増えており、人工肉のイメージを傷つける一方だ。さらに本当の”フェイクミート“も市場に流されているらしい。”

本当の”フェイクミート“というのは簡単な押出技術と調味で粗悪な製品で、初めて人工肉を接触する消費者にとって次回の購買欲がなくなってしまうものである。

その従業者は市場を奪うケースについて、人工肉のスタートアップとレストランやネットブランドなどと連携製品を出すこと以外に、Starfieldの加盟店戦略も例として挙げられた。

深セン発のStarfieldは今年最高の資金額を調達した植物肉スタートアップで、傘下の“青苔行星”というレストランはプラントベースの料理を供給している。70%の顧客はベジタリアンやビーガンでもないが、飲食習慣や消費パターンから若い消費者をターゲットとしているようだ。

“そのレストランの加盟費用は12万元(約180万円)からスタート。始まったばっかりの会社にとってリスクのあることで、ただのお金集め行為にしか考えられない、それに人工肉業界の発展にとっても健康な状態ではないと思う”と従業者が語った。

人工肉はお肉の補足とするカテゴリーになる可能性が高いと見られているが、技術やスタンダード、サプライチェーンの整備もまだまだ不十分な現在は、人工肉メーカーはより慎重に市場開拓を行うべきだ。連携製品の話題を作って消費者の好奇心を過剰に利用し続けるより、技術開発への投入をもっと集中してもらいたいのだ。

その反面、中国はまだまだ技術が成熟していないため、市場に入るチャンスはまだあるのではないだろうか。現在はサプライヤー側も技術を求めていて、以前の海外から技術を集めていた製造業などと同じ状況かもしれない。

参考URL:https://www.sohu.com/a/403381604_114837

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