Hargol FoodTechが300万ドルを調達し、イナゴタンパク質製品を発売

商用バッタタンパク質を生産する会社Hargol FoodTechは、既存株主Sirius Venture CapitalとSLF Investment Partnersから300万ドル(約3億2千万円)を調達したことを発表し、現在同社の総資金は500万ドル(約5億3千万円)に達した。

食用の昆虫と言うと、揚げた串などを売っている中国や東南アジアの町風景が思い浮かべるのだが、実は中国人でも虫を怖がる人がたくさんいて、外見から生理的な抵抗感が生じるのはみんな一緒だ。

食用昆虫は豊かなタンパク質とアミノ酸を持っていて、信じられないほど持続可能で、生産しやすいものだ。しかし、タンパク質がどれだけ高いか、環境にやさしいかに関係なく、不気味な虫を食べることに関する厄介な要素を乗り越えることは難しい。

それに対して、Hargol社がバッタを粉末にブレンドして、外見から味までわからないくらいにして、スムージーやクッキーなどの他の食品に追加できるという。

新しい資金のサポートでHargolは生産能力を拡大し、自社の昆虫タンパク質製品ラインを立ち上げる予定だ。

イスラエルに本社を設立したHargolは、The Trendlines Groupのポートフォリオ企業であり、2014年設立して以来、食用できるバッタを商用化することに取り組んでいる。

Hargolは、昆虫ビジネスで唯一の会社ではない。 Aspireは2018年にコオロギタンパク質のブランドを作ったり、EntomoFarmsのように香辛料にコオロギ粉末を添加したりする会社もある。

今回は最初の製品リリースとなるが、2018年にすでにIkeaとPepsicoなどの企業から500万ドル(約5億3千万円)のバッタタンパク質を注文を受けている。ほぼ2年後に、ようやく注文を処理する準備が整ったようだ。

人工肉のトレンドに向き合い、昆虫と植物のタンパク質がどちらも商品となり、イノベーション食材の栄養構成をより豊富にさせることに期待を持っている。

特にコロナウイルスのパンデミックの影響で、この先、私たちの食糧システムの安全保障に厳しい目を向けていかなければならない状況があり、昆虫は、限られた天然資源とスペースで非常に簡単に生産できるという利点があるため、おそらく消費者が虫由来の食物を食べることに心を開くようになっていくかもしれない。

参考URL:https://thespoon.tech/hargol-foodtech-raises-3m-to-launch-first-grasshopper-protein-product/

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