一風堂が100%植物性のラーメン「プラントベース赤丸」を期間限定で販売

 博多発祥で今では世界的にも人気な豚骨ラーメンブランド「一風堂」は、2月1日(月)から、期間限定・数量限定で植物由来の食材で作るラーメン「プラントベース赤丸」を全国45店舗で販売を開始した。(なくなり次第終了)

 一風堂の定番メニューである「赤丸新味」を、スープ・麺・具材も全て、植物由来の食材を使用することによって再現した「とんこつのようでとんこつじゃない」ラーメンだという。
  

プラントベース赤丸
(引用元:一風堂

  とんこつ風のスープについては、植物性油脂と大豆タンパクの研究開発を60年以上続けている不二製油株式会社との共同開発である。豚骨を一切使わずに、豆乳と昆布だしでコクと深みのあるスープを実現している。開発について、一風堂のnoteには次のように書かれている。

『MIRACORE™(ミラコア)という、不二製油の油脂とタンパクの研究ノウハウが詰まった新技術を使って、豚骨の濃厚感を目指すことにしました。チョコレート⽤油脂の開発で培ってきた油脂の加⼯技術と、豆乳や⼤⾖ミート開発で培ってきたタンパクの加⼯技術をコラボレーションさせることで、豆乳からできているとは思えない、まるで豚骨のような濃厚感に近づけることができたんです。』【公式】一風堂note編集部より)

 麺についても卵を一切使用しておらず、食物繊維入りの全粒粉麺を使用し、栄養価も高くなっている。さらに、オリジナルで開発したインゲン豆ペーストをもとにした植物性のチャーシューもトッピングされている。また、隠し味にポルチーニを加えるなど、植物由来の食材で「赤丸新味」をプラントベースに進化させた未来志向のラーメンである。

 動物性食材を使わずして、豚骨ラーメンのような満足感を得られる一杯となっており、「好評であれば、定番化や全店展開、理想は専門店と、より広げていくことも検討したい。」と一風堂の富田氏は語っている。
      

 価格も一杯1,100円(税込)と、他のメニューと比べても特段高いというわけではない。
 2008年にニューヨークに海外1号店を進出させたことを皮切りに、世界展開もしている「一風堂」。日本のラーメン文化を世界へと伝えていくために、一風堂の志でもある「変わらないために変わり続ける」が1つのかたちとなって反映されたと感じられる新商品ではないだろうか。

一風堂の海外1号店「IPPUDO NY」
(引用元:一風堂

 最近はこのような大手外食チェーンやコンビニエンスストアでも、プラントベースの食品が扱われることが増え、プラントベースの食事が私たちのより身近な選択肢として増えてきた。健康、環境、動物などに配慮して作られているというだけでなく、私たちの食の選択肢が増えたことによって、その食の多様性にも貢献している。

 身近にある飲食店などで食の選択肢が広がることで、食の多様性が認められ、様々な背景や食の好みをもつ人々が共に食事できるようになる。多様な人々がともに暮らす社会では、このような形が益々必要になってくるだろう。

 日本の新たなラーメン文化を築いてきた一風堂が、プラントベースという新たな形に挑戦し、広めている。今後もラーメンのみならず、様々な日本文化としての食が変化を遂げながら、その魅力を伝えていくことになるかもしれない。


※より詳しい内容が「なぜ一風堂は、「プラントベース」のラーメンを開発したのか?~不二製油×一風堂のキーマンたちによるスペシャル対談~」に書かれているので、ぜひ一読してみてほしい。

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